FREX プレゼント

2004年5月号
噂のホンダ
 BIGミニバンの全貌

Newフォレスターは
 どのグレードがいい?

4タイプを徹底比較
走りを徹底比較
ボクサーターボを徹底比較
春のワゴンチューニング入門
サスペンション編
剛性アップ編
ブレーキ編
NEW COMMER VEHICLE
ゴルフ「トゥーラン」
オペル「メリーバ」
オデッセイの真実
どっちを選ぶ?
 標準車とアブソルート

ユーザー徹底調査
本誌ライター陣に聞く

各自動車雑誌にて「グランドワゴン」なるネーミングでスクープされ続けてきたホンダBIGミニバン。本誌ではその「真実」を捉えることに成功した。絶好調のアルファード、そして御大エルグランドの「二強」に割って入るビッグサイズ。販売台数1位を記録するオデッセイに続き、ホンダはミニバンで国内市場を席巻するもくろみだ

ミニバンのホンダが放つフラッグシップモデル
 2003年12月、2004年1月と連続して販売台数トップの座に輝いたクルマと言えば、ホンダ・オデッセイだが、新型になって姿を消した3リッターモデルの存在が気になって開発者に聞いてたところ「(V6は)載りません」という。
 その理由こそこの「エリシオン」なのである。つまり、オデッセイより上のクラスのミニバンを登場させることで、より幅広いユーザーを獲得するのが狙い。ホンダはミニバンで国内市場の上乗せを図りたい意向で、このクルマはその切り札だ。具体的なライバルとなるのは、トヨタ・アルファード、日産エルグランド、となる。
 さて車名だが、もっとも有力視されているのが「エリシオン」。
 大きさを見てみよう。右の図にある数値は確定だ。アルファードと比較すると、全長プラス40mm、全幅プラス25mm、全高マイナス145mm。エルグランド比では、全長プラス45mm、全幅プラス35mm、全高マイナス130mm。堂々としたボディには違いないが、特筆は全高の低さだろう。これにはオデッセイで培われた低床化の技術が生きている。室内高は全高ほどの差はないからだ。いずれにせよ、3列に大人がゆったり座って移動できる空間を達成する大きさだ。
 パワートレーンは2種類。主力は3リッターV6で、これはインスパイア用をチューニングし直して搭載。もう一方はアブソルート以外のオデッセイに搭載されている2.4リッター直4(160ps)。ミッションはV6&直4ともに5速AT。
ウワサでは「走りがスゴイ!」らしい。「大型ミニバンにありがちな腰高感がなく高級サルーンのようだ」という情報も伝わってきた。こういう期待は絶対裏切らないのが最近のホンダだ。
 肝心の室内。シートアレンジ図に示した。基本的に2&3列目ともいわゆる「チップアップ&スライド」というヤツ。分割もともに6対4。操作も簡便で、3列目ならリヤゲート側から、2列目ならドア側からも操作ができるようにしている。
 ホンダ車としては珍しく2列目には回転機能をもたせた。また「3列ラウンジソファシート」と銘打って、シート自体の造り、クッションの厚みなども配慮。どこに座っても快適……というウワサだ。
 装備面も抜かりはなさそう。リヤドアは左右ともにスライドドアで、もちろん電動式も設定する。またそのスライドドアのウインドだが、エリシオンのそれは、キッチリ下まで開閉するという。さらにリヤゲートも電動開閉するパワーテールゲートも設定。
 グレードは2.4リッターが下からM、G、X。3リッターは同じくVG、VX、VZ。VZを除き4WDもラインアップする。VZというグレードが、追突低減ブレーキ(CMS)や車両挙動安定化システム(VSA)などを標準装備する豪華モデルとなる。発表はゴールデンウィークあけの5月13日に決定した。

▲▲高級感あふれるものの妙にケバケバしてないところがホンダ流。メーターは世界初の「虚像グラデーション照明」を採用。うっとりするほど美しい、とか
▲▲注目のV6はインスパイア用と基本的に共通。クルージングや減速時には片バンクのバルブ駆動を停止し燃費を稼ぐもの。250ps/31.5kg−m。2.4リッターはオデッセイと共通だ

▲全長&全幅はライバルのアルファードやエルグランドを上まわるものの、全高は10cm以上低いフォルムをもつ。1BOX派生タイプのライバルとはちょっと違う点だ。とは言っても大きいことに変わりはない。室内寸法も、高さはライバルに負けるが、ほぼ遜色はないレベルに達している

▲▲入手写真を見ても、座り心地の良さそうなシートとわかる。肉厚なクッション、たっぷりとした大きさをもっているようだ。もちろん広さも広大。2&3列目の中央席は、前に倒すと大型のアームレストになり、さらにカップホルダーも内蔵する。ちなみに2列目キャプテンシートの設定ない。また、2列目左側シートが電動で昇降する「サイドリフトアップシート仕様車」も設定。そちらは7人乗りとなる
多彩なり! シートアレンジ

2列目、3列目ともに座面を跳ね上げて前後にスライドするタイプ。分割は6対4だ。1:5名乗車して最大荷室を得るモード。サードシートのこの操作は、テールゲート側からも行える。2:2名乗車+最大荷室モード。セカンドシートのこの操作は、スライドドア側からも行える。2列目のこの機能は3列目へのアクセスを容易にする(ウォークイン機能)。3/4:フルフラットは3列すべてではできない。1&2列目、2&3列目間で可能。5:セカンドシートは回転も可能。対座モードとなる。このタイプはどうやらメーカーオプションの設定となりそうだ




2001, ACTIVE,
All rights reserved.